博多湾内で使うウキの種類と使い方

海釣りをされる方の多くは、幼い頃や小中学生の頃に近所の川などでマブナやハヤなどを渓流竿に固定ウキを付けた仕掛けで釣った経験がある方が多いはず。

 

 

 

川の水面を流れていく小さなウキが水中に消えていく様は、爽快でもあり心臓がバクバクしたはず。

 

 

近頃はすっかり見かけなくなったのですが、私が子供の頃は釣具屋さんには3本継ぎぐらいのお粗末な竹ののべ竿が売られていていました。

 

 

子供が見ても竿先がひん曲がっているようなお粗末な竿でしたが、グラスロッドの渓流竿は子供のお小遣いで買えるような価格でもなかったのです。

 

 

今ではすっかりお手頃価格になったカーボンロッドが登場したときは、とても高価で憧れたものです。

 

 

幼い頃に川釣りをよくした方ほど海釣りではポピュラーな移動ウキ仕掛けを知ったときは、その凄さに驚かれるはずです。

 

 

何せ水深が10メートルのところでさえも、ウキ止めのイとやゴムをずらすだけで狙える仕掛けなので感動せざるを得ません。

 

 

水深が7〜9メートルあるような須崎埠頭や箱崎埠頭などからでも移動ウキ仕掛けを使えば、ごく当たり前のように海底をずらすような狙い方が出来るのです。

 

 

移動ウキ仕掛けVS固定ウキ仕掛け

 

 

移動ウキ仕掛けは前述したようにウキ止めのイトやゴムをずらすだけで、あらゆる水深に対応できる釣り方ですから海釣りをする場合は是非とも覚えておきたいマストな仕掛けであると断言できます。

 

 

 

 

それと比べますと固定ウキ仕掛けは、5メートルの竿を使うのであれば常識的には5メートル前後までの深さしか狙えないと言う欠点があります。
(無理をすればゴム管をずらすだけで水深7メートルぐらいでも狙うことは可能ですが・・・)

 

 

では移動ウキが有利か?と申しますと、それがそうでもないからややこしいのです。 ^^;

 

 

50年以上釣りをしてきた経験則から私が言えることは、固定ウキ仕掛けで通用する場所はなるべく固定ウキ仕掛けのほうが良い!!と言うことです。

 

 

 

 

理由はいくつかありますが、仕掛けがシンプルなことに尽きるからです。

 

 

根掛かりや夜釣りなども勘案すると固定ウキ仕掛けのほうが簡便ですし、トラブルが少ないものです。

 

 

移動ウキ仕掛けは、
・ウキ止めのイトやゴム
・シモリ
・スイベル
・からまん棒
・水中ウキ(オモリ)
・人によってはクッションゴム
などを使います。

 

 

 

これらを使うことで、

・ウキ止めのイトやゴムがずれて狙うタナが変わったり、
・スイベルが悪くて思うようにウキが立たなかったり、
・仕掛けそのものがウキに絡んでいたり、

・・・などと言うことが頻繁に起こりうるわけです。

 

 

夜釣りで根掛かりをしてウキごとなくなったときの絶望感は計り知れません。(涙)

 

 

またイチから仕掛けを作らなければならないのか?と思っただけで、やめたくなるときもあります。

 

 

事実、私はグラグラこいて、たいてい納竿します。^^;

 

 

それと比べると固定ウキ仕掛けはシンプルです。

 

 

まずは本当に水深3メートルぐらいのタナにエサが漂っているのだろうか?などと言う不信感もありません。

 

 

ウキの感度においても余分なものが仕掛けについていないために、ダイレクトにウキに伝わる様な気がしますので、繊細なアタリを見逃すこともあまりないはず。

 

 

夜釣りでは、固定ウキのほうがトラブルレスでストレスを最小限に軽減してくれます。

 

 

水深が2ヒロ以内ぐらいを狙うのに、移動ウキ仕掛けを使う理由も見当たりません。

 

 

固定ウキが通用するポイントでは固定ウキを使ったほうが簡便で楽しいとも思えます。

 

 

私はたまに渓流竿とピンポンウキの固定仕掛けでワザと釣りをすることがあります。

 

 

35センチ程度のメイタ40センチぐらいのセイゴがハリに掛かると、それはそれでなかなか浮いてこなくて面白いものです。

 

 

 

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棒ウキVSドングリウキ

 

 

 

 

 

私は20代後半でメイタ〜チヌのウキ釣りにはまり、30代で瀬渡しで地磯などに渡ってクロ釣りを良くしていました。

 

 

 

 

 

もちろん時折アオムシやモエビをエサにして、セイゴ〜スズキメバルなども狙っていました。

 

 

 

 

 

棒ウキとドングリウキの優位性はポイントで違います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博多湾の湾奥でポイントが竿1〜2本先であれば、棒ウキが使いやすいのではないかとも思いますが、それ以上の距離を狙う時やピンポイントを狙う時はドングリウキが有利なこともあります。

 

 

 

 

 

波が荒い日やうねりがひどい日は棒ウキを使うと、何がなんだか分らなくなることが多々あります。^^;

 

 

 

 

 

要は釣り場の状況、狙うポイントで棒ウキとドングリウキは使い分けたほうが良いのです。

 

 

 

 

 

実は波が荒れる地磯などでクロ釣りをする釣り人のほとんどがドングリウキを使うことに疑問を抱いて、意図的に棒ウキでクロを狙ったこともあります。

 

 

 

 

 

釣れないことはないのですが、釣りづらい・・のです。

 

 

 

 

 

クロ釣りに関しては、
・ゼロ釣法
・沈め探り釣り
・全層釣法
・全遊動
・・・と言うものが昨今では当たり前になりましたが、博多湾の湾奥で、メイタ〜チヌを狙う時にこれらを使うのはかなり野暮な気がします。

 

 

 

 

 

博多湾の湾奥でも、時季によっては足の裏サイズのクロでしたらウキ釣りで狙えるポイントもありますが、固定ウキで狙ったほうが簡便です。

 

 

 

 

 

簡単に釣れるものをワザワザ難しい釣り方で釣る必要性が見当たりません。

 

 

 

 

 

 

 

一つのウキを使い続ける必要性と優位性

 

 

 

 

 

私のお気に入りのウキがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何十回も使い続けているウキなんですが、このウキを使ったらボウズはない!!と思わせるウキです。

 

 

 

 

 

このウキがそんなに凄いウキなのか??と思う方もおられるかもしれませんが、それは違います。

 

 

 

 

 

タダ単に使い慣れているだけなのです。^^;

 

 

 

 

 

 

 

しかし一つのウキを使い続けると,他の釣り人には決して分らないものを知ることが出来るとも思っています。

 

 

 

 

 

私はこのウキだけを6個ほど買った記憶があります。

 

 

 

 

 

根掛かりしてミチイトを引っ張ったら、ウキが壁に激突してトップが折れたり、釣り場で知らず知らずのうちに自分で踏んでしまってバラバラになったりもしました。(涙)

 

 

 

 

 

でも、このウキを使うとエサを突いているイメージ食い上げをしているイメージなどが鮮明に読み取れるのです。

 

 

 

 

 

一つのウキを徹底的に使うことで千差万別なアタリ方を体感することが出来ますし、アワセのタイミングをマスターできます。

 

 

 

 

 

もちろん、その日の気分でアレコレとウキを選ぶのも楽しいことも知っています。

 

 

 

 

 

ですが、同じウキばかりを徹底的に使い続けてみることをあえておススメします。

 

 

 

 

 

口で言うのは簡単ですが、このウキを使い続けてみよう!!と思うウキにはなかなか出会わないのも事実です。

 

 

 

 

 

特に釣れないときほどウキに不信感を持って、次々とウキを買い足すことが多いはずです。

 

 

 

 

 

たくさんのウキを使うことで自分に合ったウキを見つけることもできるとすれば、やはり数をこなす必要も無きにしも非ず。

 

 

 

 

 

ご自身の釣り方や狙うターゲットによってウキが変わってきます。

 

 

 

 

 

どうか、自分に合ったウキを発見して、このウキを使ったら驚くほど釣れるぜ!!と言うウキを見つけて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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