浅いタナでは無敵の爆釣連玉仕掛けとは?
ウキ釣りにはいろいろなタイプやパターンがあります。
ゴム管にウキを差し込むだけの固定ウキ仕掛け。
(これは電気ウキですが・・・。)
ウキ止めのゴムやイトを使っての移動ウキ仕掛け。
特殊なウキを使っての全層釣法。
これらに使われるウキはまさに千差万別。
各釣具メーカーからおびただしいほどの種類のウキが売られています。
初心者には何がなんだか分らないほどの種類なはずです。^^;
(50年以上釣りをしていても???と、思うこともありますよ〜!!)
どういう場所で、どういう時にこれらのウキを使いこなすかは、好みとセンスによるところが多いはずです。
それぞれの利点もあれば、マイナス面もあります。
これらの違ったタイプの良し悪しは、釣り場や使うエサや深さなどでガラッと違ってくるし、ビギナーに不足しがちな経験が大きくものを言う部分も大きいのです。
更に同じウキを何十回も使うことで、微妙な変化のアタリが分かるようになることが多いので、あるウキがAと言う場所で使えなくても、Bと言う場所で役立つことも多々あることも多いのです。
波乗りの良さと潮に乗る良さがピカイチの爆釣連玉ウキ仕掛け
ウキ釣りでは潮に流されないと、広範囲を探れません。
そのために水中ウキを使うことが多いのですが、潮に乗ると言うことでは一番のウキ釣りがこちらの連玉ウキでの釣り方。
感度抜群で、潮のり抜群のウキ仕掛けなのです。
私はこのウキ仕掛けで、多くのセイゴ〜スズキ、メイタ〜チヌを釣ってきました。
外道としてハゼやキス、アイナメ、カレイ・・なども案外良く釣れます。
季節はずれのモエビが手に入れば、ソゲ(ヒラメの幼魚)やマゴチも釣れることだってあるのです。
この連玉仕掛けの作り方は案外簡単です。
まずは飛ばしウキをミチイトに通して、ゴム管を爪楊枝を短く切ったモノで止めます。
次に、釣れる距離や好みに応じて、色や大きさが違う発泡タイプのシモリをミチイトに通していきます。
(※ ミチイトにシモリを通す時は小さい穴からミチイトを通すようにしてください。)
数も4〜8個ぐらいと好みによります。^^
これらのシモリを通したら、まずはミチイトにヨリモドシを結んでシモリが落ちないように止めます。
後はシモリの間隔を約10センチ間隔ぐらいで爪楊枝を短く切ったモノで止めていきます。
これで、メインの下準備は終わりです。
釣り場に着いたらヨリモドシに水深に合わせて1メートル〜1.5メートルぐらいのハリスを結びます。
水深が3メートルぐらいの釣り場では、一番下に位置する小型のシモリをその深さに合わせて、それが水中に沈む程度にガン玉をハリスに打ちます。(ここが重要です!)
スポンサードリンク
連玉ウキ仕掛けを投げる時のコツ
この連玉仕掛けの弱点は、使い慣れていないと、仕掛けがグチャグチャに絡むことが多いのです。(涙)
特に仕掛けを投げて、着水する時点で仕掛けが絡んで、何が何だか分らない仕掛けと化すことがよくあります。(爆)
それを防止するコツは、投げた仕掛けが海面に着水するほんの僅かの間にリールから出て行くミチイトを人差し指で止めることで、仕掛けが一直線となり、エサのついたハリが一番遠くに落ちるようにするテクニックです。
慣れないうちは難しいかもしれませんが、何度か失敗を繰り返しているうち、ミチイトを指で止めるにタイミングが掴めるはずです。
仕掛けがイメージどおり着水して、連玉が潮に乗ると、連玉のスピードと同調してエサが流れます。
重めのガン玉を打つと海底を這うように移動します。
軽めのガン玉を打つと、海底から浮き上がった状態で流れます。
なので、メイタ〜チヌや海底にいる魚を狙う時は、重めのガン玉を打つことがポイントとなります。
セイゴ〜スズキ狙いの場合は軽めのガン玉をハリから離れたところに打って、エサの付いたハリが舞い上がるように演出するのです。
私はこの連玉仕掛けで30〜70センチオーバーのセイゴ〜スズキを真昼間に50匹以上釣った経験が何度もあります。
(2000円分のモエビがなくなりシブシブ・・納竿してです)
他の釣り人が同じもエビのエサを使って、固定ウキに飛ばしウキをつけた仕掛けやドングリウキや棒ウキの移動ウキ仕掛けでほとんど釣れないときに、私だけがほぼ入れ食い状態で釣れるものだから、周囲の釣り人が竿を置きっぱなしにして私の仕掛けや釣り方の一部始終をずっと見ていました。(汗!)
おまけに40センチオーバーのチヌが何枚か掛かったりすると、ギャラリーは呆れて騒然。 ^^;
後日私が良く通っていた釣り場の常連さんたちは、ほとんどが私と同じ連玉ウキ仕掛けで釣っていました。(爆)
なので、私はその釣り場には行かなくなりました。
視認性抜群で視覚的に楽しめる連玉仕掛けのアワセ方
私がこの連玉仕掛けをススメるのは何と言っても、見てて楽しい!!からなのです。
釣ってて楽しい!!からなのです。
流れていくはずの仕掛けが止まり、ハリに近いほうの小型のシモリにポコポコ・・・と前アタリがあります。
それを我慢していると、ハリに近いほうのシモリから段々海水の中に入っていき、たくさんのシモリが一気に海水に消えて行く時がアワセのタイミングなのですが、実に気分爽快です。
私はこの連玉仕掛けで柱島の2番、3番やスベリなどに瀬渡しで渡り、足の裏ぐらいのクロをクーラーに入らないほど釣っていました。
(もちろんクロを狙う時はハリスにガン玉を打ったりせずにヨリモドシも付けませんでしたが・・・。)
連玉仕掛けの弱点
良いこと尽くめのような連玉仕掛けですが、基本的に固定仕掛けなので水深が使う竿の長さにもよりますが、タナが5メートル以下ぐらいの場所に適しています。
須崎埠頭や箱崎埠頭の先端角地などの水深が7〜8メートルあるような場所で、海底にいるチヌやキスやアイナメなどを狙う時には向いていません。
ですが、このように深いポイントでもモエビでセイゴ〜スズキはよく釣れるものです。
満潮時に5メートル以内の水深のポイントであれば、ハリとエサ次第ではキスだろうと、カワハギだろうと、たいていの魚が狙えます。
知らない釣り人も多いですし、作るのが面倒なのか、この連玉仕掛けで釣っている方を最近ほとんど見かけません。
クロ釣り以外はマキエもいらないので、コスパ抜群な釣り方でもあるので、是非とも試していただきたい釣り方です。
スポンサードリンク
>>>トップページに戻る>>>>トップページ