絶対に何本かは持っていたほうが良い万能竿に近いパックロッド・モバイルロッドとは?
「万能竿」と呼ばれるほとんど万能でない竿のカテゴリーがあります。
特にリールシートも付いておらずリールも取り付けることが出来ない渓流竿みたいなものを「万能竿」などと呼ぶこともあります。
確かにハゼやアジゴや小メバルや2〜3歳のキビレを1匹ずつ釣ったら、面白くて趣があるのですが、少し大きな魚がハリに掛かると、ミチイトやハリスが切れそうです。
どのような大物が掛かっても大丈夫ということに限定すれば、トローリングのロッドは万能竿かもしれませんが、トローリングロッドでハゼやキスを釣っていたら違和感アリアリの怪しい釣り人です。
万能竿と云うのは、汎用性が高い竿つまり色々な魚が狙える多目的ロッドの意味合いだと覚えておきましょう。
また人によってどのような竿を万能竿と呼ぶかは少し違うようです。
遠投用の磯竿3号が万能竿と唱える方もいますし、エギングロッド全般が万能竿だという方もいますし、磯竿3号の2・7メートルが万能竿であるという方もいます。
海釣りと申しましても、いろいろな釣りがありますので、それを一通りするにはかなりの年月とお金もかかります。
なので、万能竿に対する考え方も釣り歴10年ぐらいの方と釣り歴が50年以上の方とでは、意見が異なって当然です。
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パックロッドとモバイルロッドはコンパクトロッドと違うのか?
パックロッドだとかモバイルロッドなどという言葉を近年よく見かけまして、コンパクトロッドとどう違うのか?と思う方もおられるかと思いますが、基本的には同じです。
このような5本継などで専用のケースが付いたものをモバイルロッドと呼ぶと勘違いしている方もいますが、少し違います
このような小継のロッドはマニアックで、私も好きなタイプの竿ですが、本数が増えるということはかさばるということでもあるのです。
なのでモバイルロッドには振出式もあるのです。
磯竿などはそのほとんどが振出式ですが、ルアーロッドは基本2ピースが多いのです。
私はルアーロッドも、調子云々以前に振り出し式がかさばらずに好きです。
なので30年ぐらい前から愛用しているシーバスロッドも振り出し式が多いのです。
で、この振り出し式のシーバスロッドは、ルアーフィッシングだけでなく、チョイ投げ釣りだとか、船釣りなどでもかなり活躍しました。
エギングが盛んになったのは丁度2000年ぐらいからで、それまではエギを使うような釣り人はほとんどいなかったのですが、昨今では人気が高い釣りになっています。
野北漁港などでは通年エギを投げている釣り人がいるほどです。
2000年以降、急速なスピードで海釣りの分野で確たるポジションを確立した釣りの分野の一つがエギングです。
1990年ぐらいの野北漁港では、エギを投げている方など通年だれ一人としていませんでしたが、今では博多湾の湾奥でもコウイカをエギングで楽しんでいる方たちが多くなりました。
2000年以降は、更にソルトルアーフィッシングが盛んになり、アジング、メバリング、ジギング、チニング・・・などという分野が現在進行形で進化しています。
生きたアオムシなどの餌を使わないことで、釣りガールの普及にも役に立ったような感じもしないではありませんが、釣り場には相変らず完全一人で来るような女性釣り師はなかなかいないのが現実です。
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シーバスロッドとエギングロッドの違いとは?
ロッドの名前やブランドも全く分からずに、あなたはある竿を見ただけでシーバスロッドなのかエギングロッドなのかを見分けることが出来るでしょうか?
実は、シーバスロッドとエギングロッドを見分ける分かりやすい点は二つです。
シーバスロッド
9フィートから11フィートぐらいの長さ
テーパーが胴調子でランカー級の大物も釣りやすい
エギングロッド
8フィートを中心とした長さであることが多い
テーパーが先調子で感度が良くアクションをつけやすい
ですが、シーバス用にも短いものがあり、エギング用にも長いモノがあったり、テーパーも色々あるので、実際は非常に分かりづらいのが現実です。
あえてシーバスロッドとエギングロッドの違いを説明したのかと申しますと、これまで私は振出式のシーバスロッドをおよそ30年ぐらいいろいろな釣りに使いながら、振出式のエギングロッドや振り出し式のアジングロッドも使っているからです。
実際のところ、エギングロッドでもヘチ釣りはできます。
アジングロッドやメバリングロッドのほうがヘチ釣りには向いていますが、逆にフラットフィッシュやアコウなどを狙うロックフィッシュゲームではエギングロッドのほうが向いています。
というわけで、私は振出式のシーバスロッド、エギングロッド、アジングロッド、ジギングロッドなどはいくらあっても色々な釣りに使えるので重宝すると思っています。
で、世の中にはお粗末なコンパクトロッド=パックロッド、モバイルロッドも少なくないのですが、こんなロッドはいくら持っていても汎用性が高く、値段にかかわらず末永く使えるものを紹介します。
1 ダイワ(DAIWA)☆クロスビート(CROSSBEAT) 965TMFS
シーバスとタチウオとアオリイカも狙うことが出来る守備範囲が広い振出式のモバイルロッド。
このロッドなら、チョイ投げ釣りにも船からのヒラメやマダイ狙いなどにも転用できます。
やや長めですから、フラットフィッシュ狙いにもベストマッチ。
2 SPXT-80ML メジャークラフト NEWソルパラ 振出モデル 8.0ft ML スピニング
コスパが良いことで知られるブランドのメジャークラフトのソルパラシリーズの一つです。
8フィートはエギングをするのに疲れない長さですから、エギングデートなどをする際に彼女や奥さんに使ってもらうにはジャストサイズです。
お値段もお手頃ですから、多少乱暴に取り扱われても、目くじらを立てずに済みます。
3 アブガルシア クロスフィールド XRFS-864ML-TE 8.6ft
ルアーブランドとしてはあまりに有名なABUから発売されているクロスフィールドは、そもそもが1本の竿でいろいろな魚が釣れるようなロッドを目指して作られたシリーズです。
私も愛用していますが、何本あっても良いと思っています。
デザインも秀逸ですし、コスパ抜群だと思います。
さて、好きなパックロッドやモバイルロッドはキリがありませんが、固定観念を捨てていろいろな釣りに使ってみますと、案外釣りやすかったりします。
釣り具メーカーは釣り人口が減少しているので、魚種別に特化した竿やリールを作ってプレゼンテーションしていますが、本来は、そんなにこだわらなくても釣れるものなのです。
魚は竿やリールを見て食いつくわけではありませんから・・・。
私自身、振出式のシーバスロッドではいろいろな魚をおかっぱりからだけではなく、ルアー釣りだけではなく、船からのエサ釣りにも使ってきました。
なので、1万円前後の振出式のエギングロッドやアジングロッドやジギングロッドはいくらあっても良いと思います。
ちなみに福岡市の海づり公園などでは、サビキ釣りにも、釣れたアジゴを餌にしたヒラメ釣りなどにも威力を発揮しますよ〜!
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