アラカブ(カサゴ)を博多湾奥で釣るメソッド
お煮つけやみそ汁がバリウマのアラカブは、釣り歴が長い釣り人の人気魚の一つであり、私の知人でアラカブを釣りたいがために関門の船釣りに定期的に出かける釣り人もいるほどです。
アラカブの人気の秘密は、ゴツゴツした愛嬌あるルックスと釣り人の特権である新鮮なアラカブを食べれることに尽きます。
25センチ以上のアラカブの刺身は、マダイの刺身よりは美味しいと思います。
お煮つけが定番ですが、バジルオイルなどで焼いたアラカブもバリウマであることは言うまでもありません。
船からは簡単に釣れるアラカブですし、玄界島などの離島に行ってテトラから狙えば数が揃う魚ですが、福岡市近郊のおかっぱりからですと、釣り荒らされていてなかなかお目に掛かれないのが実情だと思います。
本や雑誌で読むと簡単に釣れるようなことが書かれていますが、実際はなかなかどうして・・・!
ましてや博多湾の箱崎埠頭から小戸のヨットハーバーに至る湾奥で、20センチオーバーのアラカブに出会える確率は40センチオーバーのチヌに出会う確率よりも少ないと感じるはずです。
私の知人の腕利きクロダイ師ですら、私がアラカブを釣ったというと不思議そうな顔をするんです。(苦笑)
年なしのチヌを年間に数枚上げるような方でも「博多湾の湾奥でアラカブが釣れるとね?」と首をかしげるのです。
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狙って釣れないのが湾奥のアラカブ???
私のこれまでの経験では例外ももちろんありますが、アラカブが釣れる条件というのがある程度あるのです。
それを列記してみますと、
・釣れる時期は3月から5月
・釣れる場所は多くの人が竿を出さないようなポイント
・釣り方はヘチ釣り
・エサは太めのアオムシ
・釣れる時間は夜釣り
・潮回りは大潮以外のド干潮からの切り返しで上げの2分ぐらいまで
私が過去数年間で湾奥でアラカブを釣った経験を踏まえて申し上げるとこのようになります。
そしてこれは何を隠そうメバルの必釣パターンの条件と一致しているんです。
メバル釣りが大好きな私は、3月〜5月はかなり気合を入れて博多湾の湾奥を徘徊して回るのですが、そのメバル釣りの副産物であり、バイプレイヤーがアラカブという位置づけなのです。
博多湾の湾奥でアラカブのみを専門に釣ることはハードルも高いですし、そのそも成立しない釣り方だと考えます。
3月〜5月のメバル狙いの夜釣りでは、メバルはもちろんタケノコメバル、アラカブ、セイゴ〜スズキ、メイタ〜チヌ、キビレなども釣れるのですが、私が自宅に持ち帰るのは18センチ以上のメバルとアラカブだけです。
御覧の方にお願いしたいのは15センチ以下のメバルやアラカブのリリースです。
ロックフィッシュの類は成長スピードが遅く、20センチを超えるのに4〜5年かかり、30センチを超えるまでには8〜10年かかるとも言われています。
俺は小さいメバル・アラカブでも空揚げにしてバリバリ食うぞ!!という方は、それはそれでよいと思います。
空揚げ以外は食べるところが少ないですから、極力リリースしてやってください。
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アラカブ(カサゴ)の必釣パターンその2
実は2017年から本格的に釣り活動に気合を入れた後輩たちが真冬の12月、1月・・・と博多湾の湾奥の某所にてアラカブを確実に数匹ずつ釣っては私にLINEで画像を送ってくれるのに驚きました。
釣り場は後輩たちが苦労してくそ寒い冬のしかも夜の10時だとか12時ぐらいまで粘って探り当てたポイントですから、信義則に照らして私が場所を書くことは差し控えさしていただきたいと思います。^^;
20センチぐらいが平均サイズで、もちろん小さなミニカブ、チビカブも釣れますが、もちろんリリース。中には25センチを超えるようなアラカブも釣れます。
誰もが知るような防波堤ですが、さすがに真冬の夜にこんな風が吹きさらすような場所で釣竿を出すのは、ある意味常軌を逸しているとも思えるようなポイントなんです。(笑)
ベテランの方ほど、こんな場所でくそ寒い夜に竿を出さないと思われます。^^;
私も彼らが釣った場所に真冬のくそ寒い夜にアラカブを狙いに行きますと、意外なことに20センチぐらいのアラカブが数匹釣れました。
ビギナーの好奇心と行動力のおかげで、釣りものが少ない冬の博多湾での釣りにも確実な釣果を見込める活路が見いだせました。
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