2月から3月の博多湾でのおすすめの釣り
海釣りにちょいと詳しい方なら、3月の海水が一番冷たいことはご存知なはずですよね。
比熱の関係で、地上よりも凡そ1か月遅れで海水は冷たくなったり、熱くなったりして日々変化しています。
なので、冬の寒さが厳しい年の2月から3月にかけての博多湾は、どんな釣り方をしても生命反応すら感じないような釣りを覚悟せねばならないことが多いのです。
博多湾の湾奥では博多沖防に海流を阻まれて、特にその傾向が顕著となり、博多湾で釣れる魚の適温を下回ることが多いのです。
参考までに博多湾でお馴染みの魚たちの適温を知っておくと釣りに役に立ちます。
・アジ 16℃〜26℃
・チヌ 13℃〜23℃
・シーバス 15℃〜18℃
・メバル 8℃〜22℃
・アラカブ 13℃〜18℃
・アイナメ 8℃〜15℃
・マコガレイ 10〜17℃
・キス 16℃〜25℃
・クロ 16℃〜20℃
・ベラ 17℃〜26℃
・サヨリ 15℃〜26℃
・タチウオ 18℃〜23℃
・ウミタナゴ 9℃〜15℃
・アコウ 15℃〜24℃
・イシダイ 16℃〜23℃
海釣りが好きな方にとっては辛抱と我慢の時期とも言えますが、こんな状況を打開するには博多湾以外の釣り場に行くだとか、家で釣り以外のことをして楽しむという手もありますし、釣り具のメンテナンスやハンドメイドの釣具を作ってみるなどと言う手もあります。
ですが、いくら寒くて釣れないさそうでも博多湾で竿を出したくなるのが「釣り好きの性」というものです。
カレイやアイナメの投げ釣りで粘っても、釣れるのは痩せこけたハゼが数匹だとか、サビキ釣りをしても魚偏に冬と書いて鮗(コノシロ)と読むコノシロさえも釣れないことが多々あるときに多少過酷ではあるのですが、「ボウズが免れる釣り」というのもないわけではないのです。
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マル秘!クソ寒い冬の博多湾でも釣れる魚?
冬の博多湾で、昼間にどんな釣り方をしても、何一つ釣れないことを経験した釣り好きの方は少なくないはずです。
そのような方のために多少過酷ではありますが、ハズレが少なく「ボウズが免れる釣り」をご紹介いたします。
ズバリ、狙う魚はこちらです。
博多ではアラカブと呼ばれるカサゴたちです。
ただし、釣り場と釣る時間が限られていますから、この条件を外すと1匹たりとも釣れないことは覚悟してください。
冬の博多湾の湾奥でアラカブが釣れる釣り場
博多湾の湾奥の須崎埠頭や箱崎埠頭でも春先に稀にアラカブが釣れることもありますが、狙って釣れるわけではありません。たまたまであり、偶然なだけですから。
ところが今回ご紹介する釣り場は、「冬にアラカブを狙って釣れる釣り場」です。
その釣り場のひとつが、こちらのマリナタウンの海浜公園です。
「その場所なら行ったことがあるけど、アラカブなんて釣れんやったバイ!!」と、いわれる釣り人も多いと思います。
釣り方もさることながら、竿を出す時間が一番重要なのです。
冬の博多湾の湾奥でアラカブを釣る時間帯
冬のアラカブを狙うためには、クソ寒い中夜釣りをせねばなりません。
私の経験では、夕マズメでもほとんどダメです!!
完全に日が沈んで辺りが真っ暗になってからアラカブの活性がアップします。
クソ寒い中この時間帯に竿を出す方がほとんどいないことは、お分かりいただけると思います。
釣り方ですが、太目のアオムシをエサにしたヘチ狙いです。
7割が海底付近、3割ぐらいは中層でも釣れます。
また、この時間帯はアジング用のジグヘッドとワームを使ってボトム狙いに徹することでアラカブをゲットすることもできます。
釣り場に関するまとめ
マリナタウンの海浜公園はほんの一例です。
博多湾内でも、冬の夜釣りでアラカブが狙える釣り場は結構あるのです。
博多湾の地図を見ていただき、博多沖防の影響を受けない波止を探してみてください。
一目瞭然です。
ももち浜、地行浜、愛宕浜、小戸のヨットハーバー・・・などなど。
これらの釣り場は、時間帯を間違えなければ極寒の博多湾でもアラカブであれば手堅く釣ることができます。
防寒対策をバッチリ行って、ライトを忘れないようにして釣り場に臨めばクソ寒い中でも退屈しない程度にアラカブが釣れます。
冬の寒いときは博多湾では何も釣れない!!とお嘆きの釣り人は、是非ともチャレンジしてみてください。
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