湾奥で釣ったメイタ〜チヌやキビレは美味しく食べれるのか?
「博多湾の湾奥で釣ったメイタ〜チヌなんか食べれたものではない!」だとか、「沖防で釣れた黒々したチヌば食うやつなど、どげんかしちょるバイ!」と云うフレーズが釣り人どうしの間では良く聞かれます。
確かに、クロダイとりわけ50センチ近いチヌは、個体差が激しく、見ただけで絶対に食べたくない!というようなものもいるのです。
(2020年の6月にマリンメッセ横で釣れたこちらの50センチオーバーのチヌは、体にマル虫のような寄生虫が何匹も付着しており、拷問に逢っても食べたくないようなチヌでした。)
(2021年の4月に長浜で釣れた51・5センチのチヌは、顔が白っぽくなっており、いかにもご老体という感じで、食べる気などサラサラありませんでした。)
俗に云う居着きのチヌは、体全体が日焼けして黒ずんでおり、博多湾の湾奥で妙なモノを食べていることが納得できるような風貌をしているので、なかなか食べる気にはなれずに、釣れてもリリースする方が多いのではないでしょうか?
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大きくても旨そうなチヌもいるんです!
博多湾で釣れたチヌは、どれも不味そうか?と云われると、実はそうでもありません。
同じ50センチ近いチヌでも、食べてみたくなるような綺麗な魚体をしているものもいます。
(2020年5月に長浜で釣れた48センチのチヌは綺麗なチヌでした)
(2021年の4月に箱崎バナナで釣れたビッグママのチヌもお腹パンパンでしたが、綺麗なチヌでした。)
要は、3月〜5月ぐらいに、玄界島付近で産卵をすませて、あるいは産卵をせずに博多湾まで辿り着いたチヌは、比較的綺麗な魚体をしているように思えます。
このことはシーバスも同様で、産卵に参加しない「居着き」の個体はどうしても黒々としているような気がして、3月〜4月に博多湾に入ってきたようなシーバスは銀ピカで綺麗な色をしている様に感じます。
但し、私のこれまでの経験上から申しますと、料理法によって美味しいサイズが異なります。
刺身やあら炊きやお煮つけなどは、40センチで1キロぐらいの綺麗なクロダイが最適だと思います。
塩焼きですと30センチ前後のメイタと呼ばれるクロダイが最適だと思います。
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一般家庭で行われるクロダイの料理法
一般的な家庭では、綺麗な個体が釣れた時は、下記のような料理を作ると思います。
刺身とヅケ丼とお煮つけ。
釣り魚料理の本やYouTubeなどの動画などでは、美味しそうな料理法もたくさんあり、試してみたくなるはずです。
その前に、メイタ〜チヌを釣らねばなりません。(笑)
あまり手をかけ過ぎると、次から作るのがイヤになったりもしますが、手間とヒマを惜しまず料理を作れば、たいていの魚は美味しく食べれます。
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キビレは料理法によってはメイタ〜チヌよりも旨い!
45センチオーバーのキビレの個体は、引き味も素晴らしく、その上凄くきれいな個体もいます。
そのようなキビレが釣れると、何とか食べたくなったりします。
綺麗に血抜きをすれば、臭みもなく美味しい魚だと私は思います。
洗いや刺身は脂がうっすらと乗っており、とても美味しい記憶があります。
またキビレはクロダイや他のタイの仲間と違い、真夏が乗っ込みつまり産卵するために、7月8月にビッグママに出会うことが多々あります。
頭やアラと一緒にキビレの真子をお煮つけにすると、なかなかの美味でした。
スズキ同様に汽水区域にいることが多いため、個体差がありますが、旨い個体は非常に美味しいと思います。
釣れる場所にもよりますが、クロダイよりはキビレの方が美味しい気がします。
ものは試しで、釣れたキビレをキチンと血抜きして氷が入ったクーラーに入れて持ち帰って、料理をしてみてください。
その旨さに驚かれると思いますよ〜!
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