博多湾の湾奥では本格的な投げ竿やリールは不要
須崎埠頭や箱崎埠頭の大型の外国船舶が停泊するような場所で、サーフから使うような本格的なロッドや遠投用リールのタックルを3本ぐらい釣り用の三脚に立てかけて投げ釣りをしている方をたまに見かけます。
ですが、たいていはたいした釣果が得られていないはずなんです。^^;
同じ博多湾内でも、大岳海岸だとか生の松原だとか、大原の海水浴場などと言うポイントでは本格的なサーフのタックルが断然有利になりますが、足元から水深があるような埠頭ではこれらのタックルは無用の長物にしかなりません。
私自身20〜30年前には、現在立ち入り禁止になっている須崎埠頭の東側や箱崎埠頭の穀物埠頭からよく投げ釣りをしたものです。
カレイやアイナメが激減したために、以前と比べますと投げ釣りの回数はめっきり少なくなりましたが、それでもチヌやスズキ狙いではたまに投げ釣りをすることがありますし、案外知られていないのですが、須崎埠頭や箱崎埠頭からでもキスが案外釣れるのです。
荒津のオイルセンターの先端左角は有名ポイントですが、釣りができるのは1人ですし、ポイントが限られていますが、それ以外にもキスが釣れるポイントは点在します。
湾奥からの投げ釣りに関して言えることは、遠投はほとんど必要がないと言うことです。
ストレス解消とばかり、力いっぱい遠くに飛ばしても釣れない経験をした方が多いはずです。
遠くに飛ばすほどに探れる距離が長いために、魚に出会う確率が高くなるような気もするはずですが、ほとんどの場合は錯誤でしかないはずです。 ^^;
その理由をご説明します。
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チョイ投げ釣りが断然有利なワケ
私は船釣り、磯釣りもしますし、投げ釣り、ウキ釣り、落とし込み釣り、筏釣り、カセ釣り、ソルトルアー、エギング・・・となんでもやってきました。
性に合わない釣りもあるにはあるんですが、短気でセッカチな性格のためにアタリがないとすぐに飽きるのです。^^;
エサをつけて投げた竿先にスズを付けて、5分ぐらい時間が経ってスズが鳴らないだけでもイラッ!!とします。(汗!)
なので、すぐにリールのハンドルを数回まわして仕掛けを移動させたり、仕掛けを回収して、エサを付け替えたりして、他のポイントに投げ込んだりするのです。
しかも、基本的に投げ釣りは私にとって退屈な釣り方なので、すぐに落とし込み用の竿をクルマから出して防波堤の際を狙ったりして暇を潰すことも多いのです。
投げ釣りだけでは退屈で退屈で仕方ないのです。^^;
だからと言って1本の投げ竿を手に持って海底の仕掛けを少しずつ移動させるような釣り方も好きではありません。
そのような釣り方をして大型のサカナが釣れた経験もないからです。
カレイやアイナメやスズキやチヌにしても、置きっぱなしで時合いがくれば竿先のスズが大きく鳴り響くことを経験してきたからです。
更に、落とし込み釣りでは「前打ち」と言って、やや重めのガン玉をハリの上に付けて、予めミチイトを出しておいて、エサを付けたハリを手で遠くに投げる釣り方があるのですが、私はこの釣り方でキスやカレイやアイナメなどをこれまでかなり釣ってきました。
投げ釣りが当たり前のサカナ達も、実は埠頭などでは5メートル〜10メートル離れた場所に結構いますし、どうかすると真下の足元でもカレイやキスは釣れるのです。
箱崎埠頭で過日ウキでキスを釣っている老練釣り師をお見かけしましたが、まことに理に適った釣り方だと感心いたしました。
チョイ投げ釣りの注意点
チョイ投げ釣りのタックルは安物でも構いません。
ですが、やはり安物はリールシートが壊れたり、ガイドが壊れたり、リールのハンドルが折れたり・・・とおススメは致しません。
長く使うのであれば、やはりそれなりのタックルを選ぶべきです。
注意することは、スズキやチヌが掛かると一瞬にしてコンパクトロッドのタックルごと海に持って行かれることです。(涙)
ハゼが釣れたままの仕掛けにアカエイが食いついたりしたときも、竿がふっ飛んで行きます。 ^^;
もしも竿先にスズを付けて置き竿にするのであれば、竿尻をロープなどで括るなりして、タックルごと持って行かれないようにしておきましょう!!
私がよくするチョイ投げ釣りのタックルと仕掛け
私はキスが狙えるポイントではアジングロットやメバリングロッドに2000番以下のスピニングリールを付けたタックルを使います。
アジングやメバリング用のタックルそのままでも構いません。
ミチイトに2〜3号の中通しオモリを通してヨリモドシを結び、市販のハリ付きの流線形の9〜10号のハリを結びます。
エサはアオムシでもかまいませんが、岩デコのほうがキス釣りには威力を発揮します。
是非ともお試し下さい。
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