チヌの2倍の引きがあると言われるバリ

夏になるとアイゴ(バリ)専門で釣りに行く方も少なからずいます。

 

 

博多では、アイゴのことをバリと呼びます。
(言い得て妙ですが、そのまんま・・と言うようなネーミングです)

 

 

博多湾内ということに限定しますと、アイゴ(バリ)は湾奥の須崎埠頭だとか、箱崎埠頭では、まず釣れません。

 

 

私自身博多湾で幼少の頃から海釣りをしていて今現在に至るまで須崎埠頭だとか、箱崎埠頭で釣ったこともなければ、釣った人を見たことがありません。

 

 

少なくとも博多湾内と言うことに限定しますと、海釣り公園あるいはその近くの唐泊の波止、あるいは志賀島の国民宿舎前の防波堤ぐらいでしか、なかなか釣れない魚でもあるのです。
(※博多湾外では、糸島の西浦の旧波止や野北の大波止ないしは志賀島の海水浴場がある赤灯台波止や弘の波止では簡単に釣れますけど。)

 

 

アイゴ(バリ)釣りの魅力はその引きにあり、「竿を叩く」という形容に相応しい引き方をしますし、「同じ大きさであればチヌの2倍は引く」という風説・俗説もあながちウソではないほどよく引きます。

 

 

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毒魚で有名なアイゴ(バリ)と根拠のない俗説

 

 

釣りをされる方であれば、アイゴ(バリ)がいろいろな部位のトゲにを持っていることはご存知なはずです。

 

 

背びれはもちろんですが、胸ビレや尻ビレも危ないですし、最も注意するところは背ビレの付け根付近にある逆方向を向いた「隠しトゲ」だともいわれています。

 

 

ここに触ると一番痛いと言われる箇所でもあります。
(本当にここが一番毒の量が多いのかどうかは不明です)

 

 

更に、注意しないといけないのが、バンチャゴと呼ばれるサビキ釣りなどでよく釣れる幼魚も毒性は変わらないということと、釣ってクーラーなどで死んだアイゴ(バリ)のトゲに刺さっても痛いということなのです。

 

 

バンチャゴだから痛くないなど思うことは早計ですし、死んでいるから大丈夫などということもありません。

 

 

 

死んだアイゴ(バリ)やバンチャゴのトゲが刺さっても激痛に苦しむハメになります。

 

 

私も若い頃にバンチャゴをクーラーに入れておいて、迂闊に手を入れて刺された経験があります。(涙)

 

 

更に、釣り人の間では、アイゴ(バリ)のトゲに刺されたら、目の玉を潰した液体を塗れば良いだとか、目の玉の後ろの黒い部位の液体を塗れば良いなどとしたり顔で人に言っている方を見聞しますが、何ら根拠もありませんし、それで痛みが実際に取れることは考えにくいのです。

 

 

なぜならば、アイゴ(バリ)の毒は基本的に熱に弱いたんぱく質で組成されていて、痛みを緩和するにはヤケドしない程度のぬるま湯に刺された患部を浸すことぐらいでしか応急処置はありません。

 

 

自分が経験してもいないようなまるで根拠もないような俗説を流布することは考えものです。

 

 

 

それで痛みが緩和したと思っている方がいたとしても、それは単なる気のせいです。

 

 

 

釣り場で釣れた時の対処法はこちらが参考になります。

 

 

 

おろし方次第では抜群に美味しいアイゴ(バリ)

 

 

私は以前ある漁港でアイゴ(バリ)を釣っていると、漁師さんから「天然マダイとアイゴ(バリ)を交換してくれないか?」と言われたことがあり、もちろん数匹のアイゴ(バリ)と天然マダイを交換しました。^^;

 

 

漁師さんも認める美味しい魚なのです。

 

 

刺身も大変美味しいですし、お煮付けは最高に美味しい魚です。

 

 

幼魚のバンチャゴは素揚げや唐揚げにするとメチャ旨い魚です。

 

 

アイゴ(バリ)が旨いことを知っている方が夏場に一生懸命釣るのです。

 

バリが美味しくない!と言う方は必ず調理法がヘタクソだったり、釣り場での処理が悪いケースがほとんどです。

 

 

コスパに優れたアイゴ(バリ)釣り

 

 

アイゴ(バリ)はズバリ、いる場所で釣れば、うどん玉と麦があればそれなりの数が釣れます。

 

 

ツケエサがうどん玉で、マキエがです。

 

 

サビキ釣りでも釣れることが多々ありますし、オキアミをエサにチヌを狙っている時にも釣れます。

 

 

とにかく、お金をあまりかけなくても釣れるのがアイゴ(バリ)なのです。

 

 

引き味が強く、釣るのにお金があまりかからず、食べてもバリウマのアイゴ(バリ)夏の風物詩としても狙ってみるべきです。

 

 

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