釣りたい魚の素顔を知ろう!

定年退職してから釣りを始めた方が、埠頭で「何をマスターしたら良いか分らない!!」と嘆いている場所に居合わせたことがあります。

 

 

いかにも素人っぽくて、短めの投げ竿に6号負荷ぐらいのサビキ用のウキを付けて「チヌを狙っている!!」とご本人が申しておられました。  ^^;

 

 

キチンと移動ウキ仕掛けになっていたのには驚きましたが、6号のウキに対して1号の水中ウキがヨリモドシの上に通してあり、「ウキが立たん!!」「ウキが立たんとチヌは釣れない!!」と困惑していました。

 

 

しかもマキエもなく、エサはパックで売られているオキアミのみ

 

 

ウキが立とうが立つまいが、このタックルと仕掛けとエサでチヌが釣れる確率は極めて低いとしか申し上げられなかったのですが、余計なことを言わずに見ていますと、、水深が10メートル近くある埠頭から5メートルほど離れた場所にウキ下3メートルぐらいでオキアミのエサを付けて寝たままのウキを流しているのです。

 

 

ご本人は真剣な眼差しで、「ウキが立てば、チヌのアタリが分かるちゃけどね〜!!」などと、どや顔で言われていました。

 

 

笑い事ではないんです。

 

 

魚釣りをする時は最低限狙う対象魚の習性、食性、行動パターンを知る必要があります。

 

 

習性とはある魚が岩場が好きなのか、砂地にいるのか、海面近くを泳いでいるのか、海底近くにいるのか・・などという事柄です。

 

 

食性とはその魚が何を好んで食べるのかを知ることで、エサを選ぶ際に重要な決め手となります。

 

 

行動パターンとは、日中はどこにいて、夜になるとどういう行動をするのかだとか、1年中釣れる魚なのか、それとも夏場によく釣れるのか、冬場に良く釣れるのか・・・などと言うことです。

 

 

まずは狙う対象魚について詳しく知らねば釣りは面白くありませんし、なかなか釣れません。

 

タマタマ釣れた魚狙って釣った魚とでは意味合いがまるで違います。

 

 

魚の種類により釣り方が違います。

 

 

もちろん投げ釣りでキスを狙っていたらカレイが釣れただとかハゼが釣れることは多々あります。

 

 

ウキ釣りでクロダイを狙っていたら、セイゴが釣れただとかメバルが釣れたなどと言うことも良くあるパターンです。

 

 

それは生息域や食性が似ているためです。

 

 

最低限やっていただきたいのは、釣る対象魚を決めたらその魚についての下調べです。

 

 

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個々の魚はネットで簡単に調べられる!!

 

 

インターネットが普及して、個々の魚のことが簡単に調べられる時代にもなりました。

 

 

家庭や職場にパソコンが普及していない頃には、書店に赴きこの様な本を購入しないと、それぞれの魚については調べることが出来なかったのです。

 

 

 

 

妻から「カレイのすべてなど知って、どう〜すると??」と真顔で尋ねられたことがあります。

 

 

また釣り仲間と自宅で食事をしながら、「チヌやスズキの顔は精悍でカッコイイよな〜!」なんて話をしていますと、このときも妻から「魚にカッコイイとかカッコ悪いとかあると?」と真顔で聞いてきて、二人ともフリーズしてしまった記憶があります。  ^^;

 

 

釣りにも魚にも興味のない方の多くは妻と同じような感覚です。

 

 

妻に図鑑を見せて、チヌとクロの違いを説明していたら、クロを指差して「このサカナ、魚屋さんでクロダイと書かれて売っていたよ〜!!」と言います。

 

 

昨今では表記が厳しくなりましたが、実際にクロ(メジナ)をクロダイと書いて販売していた個人の魚屋さんはいくらでもありました。

 

 

クロをクロダイと偽って高く売るつもりではなく、そちらのほうが分りやすいと言うことからなのでしょうが、余計に分らなくなってしまいますよね〜?

 

 

なので、今でも妻はクロ(メジナ)のことをクロダイと呼びます。(涙)

 

 

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